ななしの食生活

2日遅れのネタになるが、土日と泊まり掛けの用事があったがどうしてもモーニングしたくて、土曜朝、慌ただしくも侍へ行って朝ごはんした。
侍ブレンド(税抜430円)と、飲み物を頼んだら注文出来るモーニングセット(税抜100円)。今年の年明けから消費税を取ることにしたそうで、税込みにしたら572円。むしろ今まで取ってなかった事に驚愕だが、今年から変えた、と言うことに少し不安な物を感じてしまった。色々大変なんだろうか。
そしていつもの侍ブレンドを飲んで驚き。セブンのコーヒーがかなり追い付いて来てしまっている。そして先日から激押ししているドトールのドリップカフェ　エチオピア　イルガチェフェG1ゲデブには元の豆の差で完全に負けている。

以前読んだエッセイで、喫茶店経営者の間では大手が良い豆を買い占めてしまっていること、同じ豆を個人店レベルで買って出すと一杯1000円超えてしまうものが大手の販売力ならかなり安く売る事が出来てしまうのが物凄い脅威だと書かれていたのだが、いざそれを目の当たりにしてしまうとかなりの衝撃だった。これは切ない。
だがはっきり言えるのは、少なくとも大手に出来ない事はまだまだあるという事だ。その日使う豆に対して臨機応変に最善の手を尽くせて、一杯づつ丁寧に挽き立て落とし立てを出せる。それだけで豆だけの差ならかなり挽回出来るんじゃないかと、ど素人ながら思った。ちなみに侍はモーニングのトーストに使っている食パンもあまり良いものではないと思うが、注文があるたび塊からいちいちスライスして焼くからかとても美味しく戴けている。小さいサラダは、今まで一度だって乾いてたり変色してたことなど無い。接客の方は常に丁寧で、何ヵ月かに一度位しか行かない自分がミルクや砂糖を使わない事を覚えて下さっている。本当に驚きだ。
無いとは思うが、本当に珈琲道場侍がピンチなら少しでも行く頻度を上げなくてはならないと思う位、大切な店だ。

元の豆が圧倒的に美味しい珈琲も好きだが、店主の拘りが味わいに変わった珈琲も好きだ。喫茶店頑張れ。